ティサージュ・ムテ社のヒストリー
Moutet's History

 ティサージュ・ムテ社はフランス南西部ピレネー山脈のふもとオルティーズで1913年に創業されました。 初代オーナーのジャン・バティスト・ムテから現在の代表、カトリーヌ・ムテまで4代に亘って営々と事業を拡大発展させてきました。 創業者ジャン・バティスト・ムテが、それまで自分の働いていたオルティーズの生地の卸売会社を入手して、4つの腕付織機を設置し 『 リンネル・パンツ 』 や 『 牛のマント 』 と呼ばれる製品の生産を開始したのがティサージュ・ムテ社の始まりです。

  

ティサージュ・ムテの Coutil , Arraya , Oca , Ochoa , Rayures Lisses は、伝統的なバスク地方のストライプを継承するアイテムです。

 『 牛のマント 』 は横縞模様の生麻布で、伝統的に労働用の牛を虫から保護するために用いられてきたものです。 生地職人が各農家を巡回して麻で 『 牛のマント 』 を織り、それらの柄は家々の象徴でもありました。 そしてスコットランドのタータンチェックと同様、祭の日にはその布が装飾品として用いられました。 現在、この 『 牛のマント 』 は、 『 バスクの布 』 と名付けられ赤と緑色をした7本のストライプに特徴がありますが、これはバスク地方の7つの州を意味しています。 これに対してベアルヌ地方のストライプはもっと太く、色もマリン・ブルー、黒、赤となっていました。 このようにピレネーの地域に特有な生地はベアルヌという街に点在していた12件ほどの小さな織工によって生産されていました。

 

 1919年、彼の息子ジョルジュは、会社の織機を総て機械化し、同時に新たなアトリエを建設します。 『 牛のマント 』 は、新たにテーブルクロスやランナー、ナプキン、ティータオルとして生産されるようになりました。 また3代目のジャック・ムテは1967年に1万uにも及ぶ最新技術を完備した工場を建設して今日のティサージュ・ムテのジャカール織りを可能なものとし、会社の技術の飛躍的な発展をもたらしました。

 

ムテ社の4代目代表 カトリーヌ・ムテさん と イヴ・ダリグラン氏
デザイナー Hélène Druvert、  LN は エレン(エルエヌ)のこと

 1990年代に入り、これまで伝統的なテーブルクロスやキッチンタオルを製造し一流の生地を作りつづけてきたムテ社は更に高い品質と芸術的価値を確保するため新たな戦略的決断に着手しました。

 近年、Hilton McConnico , LN ( Hélène Druvert ) , Zofia Rostad , Atelier LZC , La Marelle, Minakani , maison georgette といった多分野に才能を持つアーティスト達と出会い、製品はまるで魔法をかけられたかのように美しいファッションアクセサリーへと進化しました。

 ティサージュ・ムテ社の代表作のひとつである、ヒルトン・マッコニーコのデザインによる27色の多彩なストライプからなる ARC-EN-CIEL アルク・アン・シエル(虹)はニューヨーク近代美術館MOMAのコレクションにも選ばれ、世界各国のインテリア雑誌で賞賛されています。 

 

MoMA コレクションにもなっている Hilton McConnico のアルク・アン・シエル
提携デザイナーやブランドには フランス国立博物館 、La Marelle も加わる。

 また現在、フランス国立博物館 ( Réunion Des Musées Nationaux ) 公認の下に、ルーブル美術館でのマリー・アントワネット展や、オルセー美術館のセザンヌ展などの特別企画にオフィシャルグッズとして採用されています。 またコメディ・フランセイズ、 LCL銀行、 ツール・ド・フランス、 A&C、VAUX LE VICOMTE や パリの有名レストラン、 トロワ・グロ などのブランドとも商品提携を行っています。

 現ディレクターのカトリーヌ・ムテは、若手デザイナーの育成にも積極的で、100年の伝統を守りながらも斬新なモダンデザインを取り入れたオリジナル作品の制作を次々と展開中、色調豊かな高品質のジャガード織りのコレクションは、他に類のないティサージュ・ムテ社独自のものです。 いまやティサージュ・ムテは家庭用布製品業界の高級室内装飾分野において独自の地位を占め、総売上の約25% は アメリカ、ドイツ、日本、オーストラリアなどの諸外国へ輸出されています。



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